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「あすわか」の記事の紹介

弁護士コラム

衆議院憲法審査会で「立憲主義」について審議をし、その際3人の憲法学者の意見を聴きました。 与党(自民党・公明党)と次世代の党(超保守政党です)推薦の長谷部恭男教授は、なんと、安保法制改正法案は憲法違反 だと断言しました。民主党推薦の小林節教授も憲法違反だと断言し、維新推薦の笹田栄司教授も違憲だと述べました。 日本を代表する憲法学者3人がそろって【憲法違反】と断言したことに、政府も衝撃を受けています。
菅官房長官は、早速記者会見で「安保法制を合憲だとする著名な憲法学者はたくさんいる」と強がって見せました。

明日の自由を守る若手弁護士の会(略称「あすわか」)は、早速このことをフェイスブックにして流しています。
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ここで紹介されている合憲論の立場の3名の憲法学者は著名な方かどうかは知りませんが、西修氏は、安保法制懇(注1)の14名の有識者の中で唯一の憲法学者です。 彼は憲法第9条の1項と2項の解釈から、憲法第9条では集団的自衛権も国連の集団的措置(軍事的措置)でも何でも可能であるという特異な説を唱えている方です。 八木秀次氏は日本教育再生機構理事長の肩書を持ち、西修氏と同様安倍首相とは仲が良い方です。百地章氏は超保守団体の日本会議の常務理事の肩書きも持っていました。
3人とも日本会議とは関係が深い学者です。

弁護士 井 上 正 信


(注1)安保法制懇とは、「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」の略であり、第1次安倍内閣の2007年に、首相の私的諮問機関として発足したものである。

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